ブックタイトル平成30年度実施川崎市立学校教員募集

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概要

平成30年度実施川崎市立学校教員募集

特別支援学校教諭浦田 和宏東京都出身平成28年度採用先生の一日白板に授業の流れを示して子どもたちに安心感を与える 特別支援学校の子どもたちは、見通しが持てると安心して活動できることが多いため、目につく場所に授業の流れを示しています。浦田先生は、教室だけでなく体育館や校庭で行う体育の授業でも白板に何をするかを示した言葉とイラストを掲示し伝えています。体を動かすことが苦手な子どもも楽しく体育に取り組めるよう工夫しています。分の考えにとらわれず、子どもの視点に立つこと。ある冬の日にその大切さを再確認したといいます。「雪が降った後、水に濡れることが苦手な子どもが『雪合戦がしたい』と言い出しました。私は、水が苦手だから雪も苦手、と決めつけていたのですが、その子はとても楽しそうに雪合戦をしていたんです。思い込みで可能性を奪わないように、柔軟に考えなければならないとあらためて感じました」と振り返ります。 担当しているクラスでは、浦田先生を含めて5 人の教員が指導に当たっています。「周りの先生の指導を見聞きして、疑問に思ったことはすぐに質問します。遠慮せずに意見を言い合えるいいチームです」。先輩のアドバイスから学びながら、まっすぐに子どもたちと向き合う毎日です。ロサッカー選手だった浦田先生が特別支援学校教諭に興味を持ったのは、非常勤講師として特別支援学校に勤務した時でした。たくさんの教員が連携して子どもを支援する様子がチームプレーに似ていると感じ、特別支援学校の正規教員を目指すようになりました。 特別支援学校の子どもたちは、自分の思いを素直に表現します。「指導の手応えをはっきり感じられるのが魅力です」と浦田先生。しかし、的確な支援を探して頭を悩ませることも少なくありません。一人の子が落ち着いて生活できるようになるまで、半年間試行錯誤を重ねたこともありました。一人ひとりに合った指導・支援の方法が見つかるまで、子どもとしっかり向き合い、時間をかけて考えます。 浦田先生が心掛けているのは、自プ子どもの視点に立ち、可能性を伸ばす支援を大切にしていきたい。k a w a s a k i t e a c h e r sわたしが大切にしているモノ・コト体育の授業では体を動かす楽しさを伝えることを大切にしています。授業下校指導では、明日につながる声がけや笑顔を忘れません。下校多目的室で学年全員がそろって食べる給食では、担当ではない子どもたちの様子もしっかりと見ています。給食12