ブックタイトル平成30年度実施川崎市立学校教員募集

ページ
12/20

このページは 平成30年度実施川崎市立学校教員募集 の電子ブックに掲載されている12ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

平成30年度実施川崎市立学校教員募集

護教諭には、全校の子どもたちを広く知ることができるという魅力があります。野﨑先生はこの1 年で、児童310人全員の顔と名前を覚えました。「努力して暗記したというより、子どもと接するうちにいつの間にか覚えていました。子どもたちをしっかり見ることができた成果のように思えて、とてもうれしかったです」と笑顔で話してくれました。 保健室では、なかなか話し出せない子ども、話しているうちに泣いてしまう子どももいます。野﨑先生が大切にしているのは、子どもたちの「沈黙や間」を教師が埋めてしまわないこと。何があったか聞き出したい気持ちを抑え、焦らずに子どもが話し出すのを待ちます。子どものペースに合わせて子どもの思いに耳を傾けようと心掛けているからです。 軽い擦り傷や切り傷で保健室に来る子どもたちには、いつも「次は水で洗ってから来るといいよね」と声を掛ける野﨑先生。自分で初期手当てができるようになってほしいと考えながら、指導を続けています。「保健委員の子が年下の子に『水で洗うんだよ』と教えている姿を見た時には、指導が浸透してきたなと思いました」と、手応えを感じた喜びを話してくれました。 先輩から教わった「褒める時は惜しみなく、叱る時は言葉を選んで」を心掛けながら、子どもたちに適切な保健指導を行えるよう学生時代以上に勉強しているという野﨑先生。様々な子どもたちと向き合うなかで多くを学んだ新任の1 年間だったと振り返ります。これからも野﨑先生は、子どもたちに寄り添いながら、自分自身も成長を続けていきます。養先生の一日子どもの沈黙も大切に。焦らず待つことが、心に寄り添う指導につながります。 保健室に面した廊下には、アイデアたっぷりの掲示を欠かしません。ポイントは、文字だけでは通り過ぎてしまう子どもたちの興味を引く仕掛けをつくること。窓を開閉する仕組みにしたり、いろいろな競技のボールをかたどったりと、毎回工夫を凝らしています。「子どもたちが廊下で掲示の内容を読んでいる声が聞こえると、すごくうれしいんです」と笑顔で話す野?先生。興味を引く仕掛けがポイント健康づくりの知識を掲示で発信養護教諭野﨑 萌神奈川県出身平成29年度採用わたしが大切にしているモノ・コト感染症のはやる時期などには、予防のため、校内を回って消毒するなど、衛生管理には気をつけています。朝保健室に来た子どもには、理由や状況などを丁寧に聞き、必要なケアをしています。休み時間担任の先生との情報交換を密にしています。気になることがある時には、どんなことでも相談します。放課後11