ブックタイトル平成30年度実施川崎市立学校教員募集

ページ
11/20

このページは 平成30年度実施川崎市立学校教員募集 の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

平成30年度実施川崎市立学校教員募集

年生の4 クラスで授業を担当する井島先生。「一人でも多くの子どもと1 分でも長く話そう」と心に決め、積極的に子どもとの関係を築いてきました。その日授業がなかったクラスには、昼休みに足を運び、「髪型を変えた?」「筆箱が新しくなったね」と子どもの小さな変化をキャッチして声を掛けます。「何気ない一言から話が広がり、勉強のことや家での出来事も話してくれるのがうれしいです」 井島先生は、授業でも子どもの思いや考えを大切にし、その子に合った指導を心掛けています。この思いがより強くなったのは、欠席した子どもの席に座り、子どもの目線で授業中の自分の姿を想像してみた時だったと言います。「あの時、これじゃだめだ、と思いました。自分は一生懸命やっているつもりでも、一方的に講義するような授業では、子どもたちはつまらないだろうなと気づきました」。子どもたちとのコミュニケーションを意識することにより、一緒に考える授業ができるようになってきたそうです。ある時、「先生に英語を教わって良かった」と子どもに言われ、うれしさと同時に子どもに寄り添った授業の大切さを身にしみて感じました。 目指しているのは、世界の広がりを伝えられる授業。教材研究でも、授業を教科書の知識を教えるだけで終わらせないよう、背景や関連する情報を取り入れることも大切にしています。『アンネの日記』を取り上げた授業では、社会や総合的な学習の時間で学習した戦争などと関連づけて理解を深めることができました。 「教師になってから、こんな先生になりたい!という欲がどんどん出てきました」と話す井島先生。向上心を胸に日々前進しています。3先生の一日k a w a s a k i t e a c h e r s 授業の指導案やアイデアが詰まったお手製のノートは、井島先生の相棒のような存在。「最初は、授業で話すことを一言一句書いておかないと不安でした」と笑う井島先生。今は、クラスの雰囲気の違いに合わせて板書や伝え方をどう変えるかなど、気づいたことを書き留めています。初任者研修で受けたアドバイスを付け加えたり、授業での生徒の反応をメモしたりして日々の授業に活かしています。気づいたことは何でもメモ手づくりの「授業ノート」中学校教諭井島 奈菜美岩手県出身平成29年度採用教科書の先にある世界の広さを授業で伝えていきたい。わたしが大切にしているモノ・コト川崎市総合教育センターのデータベースにアクセスして、さまざまな指導案や教材などからヒントを得ることも。授業準備休み時間は、子どもたちとふれあい、コミュニケーションをとることができる大切な時間です。昼休み担当するソフトテニス部で一緒に体を動かしながら、授業中では見せない表情や思いがけない子どもたちの一面を見ることができます。部活動10