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概要

広報えびな

6月5月4月苗づくり広報えびな2018年1月1日号 6 市の南部にはイチゴ栽培のハウスが立ち並ぶ「ストロベリーロード」と呼ばれる通りがあります。「イチゴの栽培は気が抜けないし、長丁場。だけど、さらにひと手間掛けられるかどうかがイチゴの味を左右するんです」と語るのはストロベリーロードの一角で代々イチゴ栽培を営む「武井いちご園」の武井哲也さん。イチゴの収穫までを追いました。出荷量県内一を生み出す海老名自慢のイチゴ作り 現在、13戸の仲間とともに出荷しています。うちのイチゴ作りのこだわりは、生育の段階で苗を一度土から取り出し葉と根を切りそろえること。面倒なんですけど、苗の生育が均一になり味も大きさも整ったイチゴができます。みんなやり方は違うけど、それぞれの栽培へのひと手間が県内一の出荷量までたどり着いたんだと思います。海老名イチゴは消費地の近くで栽培しているので、輸送日数をかけず常に 苗栽培で一番怖いのは「炭たん疽そ 病」。イチゴを全滅させる病気で、治療薬もありません。苗を扱う時はハウスを無菌状態にしたりとみんなが細心の注意を払います。うちではナイアガラという機械で土に触れさせないよう空中状態で一定期間育てているんですよ。イチゴは「苗なえ半はん作さく」。苗づくりがうまくいけば、作物の栽培は半分成功したようなもの、という意味です。ここでは4月からの暦を紹介しますが、イチゴの苗は約1年かけて大切に育てられています。 ※時期は気候や環境で変わる場合があります イチゴのつるのこと。ランナーが成長するとその先には次々と根が生えていきますランナーとは 1年前から育てていた親お や苗なえのランナーを成長させ子こ苗なえを繁殖させます。2番目・3番目の子苗を使う場合が多く、一つの親苗からは約30の子苗が採れます。4月?6月苗づくりTakei's farm?農園内には石垣栽培で使われていた石垣の名残が武井哲也さん海老名市園芸協会苺部会部会長。武井いちご園3代目。こだわりの手法で生み出すイチゴは、過去3回農林水産大臣賞を受賞まるごと大特集!海老名のイチゴを知る