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概要

東京未来大学 通信教育

26 東京未来大学 通信教育課程支援が行き届かず、困っている多くの養育者の声を社会に届けたい。NPO代表 1st step shoes経営 正科生(1年次入学)卒業 町田 彰秀さん東京都在住。自営でベビーシューズの製造・販売をするかたわら、さまざまな事情を抱える家族の問題解決や支援を行うNPO「A-Step」の活動に取り組んでいます。卒業生の肖像年ほど前、当時小学生だった姪と甥を引き取る経験をしました。一人に発達障害があり、専門知識の必要性を感じたのが大学で学ぶきっかけになりました。親族を引き取った私の立場は里親や義理の親とも違っているため、既存の養育者コミュニティに受け入れられにくい状況でした。認定心理士の資格を取得すれば、さまざまな会に参加できる利点もあると考えたのです。私のように実子以外の子育てに途中から関わっている「中途養育者」、発達障害児やその親などへの支援は十分とはいえません。東京未来大学で得たのは、そうした人の声を社会の仕組みに反映させるために欠かせない知識だったと思います。子どもの発達の問題は、研究が進むにつれて日々解釈が変わっていますが、大学で体系的に学んで「幹」をつくっているので、枝葉の部分が変化しても理解できます。家族支援のNPOの活動を通じ、行政に要望を出して支援制度をつくるところから携わる際にも、しっかり理論を学んでいることは、大きな力になっています。スクーリングでは、私と同様に発達障害がある子どもを育てながら専門知識を学び、資格を取ろうとしている多くの方と出会いました。共通の問題に取り組む仲間同士、深い共感が得られたように思います。ゼミでお世話になった府川昭世先生や出口保行先生にもたくさんの励ましをいただきました。「通信教育の先には生身の人間がいる」。それが、東京未来大学で私が強く感じたことです。