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概要

日赤看護大学案内2018

37SWITZERLAND赤十字国際活動論演習学部授業科目「赤十字国際活動論演習」を履修した学生(隔年開講のため3 年次あるいは4 年次)は、スイスにある赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)、国連難民高等弁務官事務所本部(UNHCR)などを訪問。イタリアのソルフェリーノなどを見学後、赤十字ムーブメントの発祥地であるスイスで、赤十字の活動実績と人道精神を学びます。プログラム例プログラム例1日目 カスティリオーネ赤十字国際博物館を見学。ソルフェリーノを視察。2日目 移動3日目 国際連合欧州本部、赤十字国際委員会(ICRC)を訪問。4日目 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)、国連難民高等弁務官事務所(UNCHR)を見学。5日目 国際保健機関(WHO)を訪問。6日目 シャモニー・アヌシーを訪問。ラ・ソース大学との交換学生制度学部3 年生2名をスイスに派遣し、スイスの看護および医療制度を中心としたプログラムを3 週間実施。また交換留学として、ラ・ソース大学から2 名を受け入れます。ラ・ソース大学交換留学を終えて【スイス交換留学を経験した感想】私たちは、スイスのローザンヌにあるLa Source大学へ約3 週間の交換留学に行きました。地域看護や緩和ケアに関心を持っていることを先方に事前に伝え、私たちだけのオリジナルのプログラムを作っていただきました。留学中はその分野の関連した施設に行き、スイスの仕組みや現状について学びました。実習では、訪問看護センターと緩和ケアを行っている施設へ行きました。実際に実習を行っている学生についてまわりました。訪問看護センターでは、多くの職種が1人の対象者と関わってコミュニケーションをとっているということを学びました。緩和ケアでは、スイス独自のassisted suicideという制度があるため、医療者が患者の思いに寄り添うことが大切だと学びました。スイスの学生は、医療行為を含めた全てのケアや、患者のアセスメントを自身で行って、ケアプランを考えていました。学生も、チームの一員として意見を言い、積極的にスタッフとコミュニケーションをとっていました。施設に行くだけではなく、スイスの学生と共に、様々な講義に参加し、スイスの看護教育や安楽死、看護研究や文化による医療の違いについて学びました。また、技術演習にも参加して、学生と先生が多くのディスカッションをしていることに驚きました。最終プレゼンテーションでは、交換留学で学んだことをすべて伝えることは難しかったですが、わかりやすく伝わるように考えて発表しました。また、実習がないときは、観光に行くことができ、スイスの文化に触れることができました。2人だけで出かけたり、スイスでできた友人と出かけたり、貴重な体験をすることができました。この留学を通して、文化の違いを知ることや相手を知ることの重要性を学びました。この実習で学んだことを本学の学生にも伝え、自分たちに何ができるか考えていきたいと思います。1週目 オリエンテーションと講義ジュネーブにある国際機関の訪問2週目 多職種間連携コース等の講義3週目 (学生の希望に応じた)実習とワークショップSWEDENスウェーデン赤十字大学との交換学生制度学部3年生2名をスウェーデンに派遣し、スウェーデンの看護および医療制度への理解を目的として、スウェーデン赤十字病院、スウェーデン赤十字老人ホーム「桜の園」、カロリンスカ大学病院などで、看護実習を中心としたプログラムを5 週間実施。また交換留学として、スウェーデン赤十字大学から2 名を受け入れます。1週目 スウェーデン赤十字大学でオリエンテーションと講義2?3週目 カロリンスカ大学病院で病棟実習4?5週目 スウェーデン赤十字大学で講義・ディスカッションとプレゼンテーション、最終日にレポートを提出プログラム例〈国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)にて演習〉〈国際連合欧州本部前〉