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概要

日赤看護大学案内2018

32 2009年 看護師/保健師国家試験に合格し大学を卒業2009~12年 日本赤十字社医療センターの看護師として血液内科病棟に勤務海外活動①NPO法人 国際緊急医療・衛生支援機構(IENS-Japan)の医療スタッフの一員として、パシフィック・パートナーシップ(主催:防衛省・自衛隊)に参加し、ベトナムの医療過疎地域にて1ヶ月間活動。海外活動②インドのマザーテレサ 死を待つ人の家および孤児の家で、看護師として入所者のホスピスケア、外傷処置など1ヶ月間活動。海外活動③NPO法人災害人道医療支援会(HuMA)の医療スタッフの一員として、フィリピン台風ボーファ被災者医療支援に参加し、被災地域の巡回診療に従事。医療システムが復旧するまでの診療補助、重篤な感染症のスクリーニングと感染症予防対策を10日間行った。2013~14年 埼玉県内の保健所に保健師として勤務2014 年 日本赤十字看護大学大学院看護学研究科 共同災害看護学専攻に入学国内外での活動を通して、公衆衛生と人々の生活の質は切り離せないことを学ぶ大学卒業後は日本赤十字社医療センターの看護師として血液内科病棟に勤務しました。その後、海外での活動の際に、外国人スタッフから「日本の公衆衛生システムはどうなっているの?」と質問を受け、今までは当たり前だと思っていた日本のシステムに関してうまく答えられませんでした。振り返ってみると、目の前の患者さんのケアに手一杯で、公衆衛生のシステムにまで目が向いていなかったことに気がつきました。そこで帰国後に保健師として保健所に勤務しながら、これまで構築されてきた日本の公衆衛生システムの良さを実感するとともに、公衆衛生と人々の生活の質は密接に結びついていることを改めて学びました。日本赤十字看護大学ならではの多彩な学習機会本学では、赤十字社が共有する7つの基本原則に従い、学部生から国際赤十字・赤新月社運動や日本赤十字社の概論と災害対応を学ぶという特徴があります。人間の安全保障を実現するために、自然災害や民族紛争などのグローバルな課題に対する国内外の赤十字の活動を学ぶことができる環境です。その恵まれた環境に魅力を感じ、今までの経験を基に深い知識を身につけ、住民と地域のために何か貢献したいと思い、本学の大学院に進学しました。共同災害看護学専攻では、LMS(Learning ManagementSystem)とテレビ会議システムを用いた参加型の遠隔授業といった正課授業と、フィールドワークやインターンシップの課外活動といった多彩な学習機会があります。正課授業では、5 大学の仲間と知識を研鑽しながら学習をしています。また、東日本大震災で被害を受けた地域の仮設住宅への訪問や、赤十字国際委員会(ICRC)と国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のジュネーブ本部の視察、日本赤十字社医療センター国際救援部でのインターンシップといった機会を得ました。これらを通して、今までのDNGL教育課程の授業で得た知識を実践に移すことを意識しながら学習活動をしています。最後に、5 年一貫制課程の3 年目が過ぎ、振り返るとまだまだ課題が多くありますが、5 大学や本学の仲間と共に学び、支え合いながら、目標に向かって努力していきたいと思います。日本赤十字看護大学 大学院看護学研究科[5年一貫制博士課程]共同災害看護学専攻(DNGL)4年日本赤十字看護大学 看護学部 2009年卒業[大学卒業から大学院入学まで]今までの経験と新しい知識を統合させながら、災害によって尊厳が傷つけられない社会の実現に貢献したい在学生のキャリアパ