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概要

日赤看護大学案内2018

31特徴 ● 長い歴史と豊富な経験知に基づく災害看護教育をリード● 自然災害や紛争の人為災害まで広範囲かつ、災害への備えから復興までのシームレスな実践的教育● 国内外に広くネットワークをもち強固な組織連携を活かした教育科目例科目名概 要災害医療学災害医療活動に取り組む医学的基礎と、多様な災害現場における災害医療体制の立ち上げに応用できる基礎的能力を養う。インディペンデントスタディ(演習)E 災害看護グローバルリーダーに必要な能力(知識、スキル、態度)を養うため、災害看護のグローバルな重要課題を文献、フィールドワークなどから明らかにし、被災者の健康問題とケアのマネジメントなどを探究する。看護研究方法論Ⅱ(エスノグラフィー) 看護学研究の意味、質的研究の世界観、エスノグラフィー、民族看護学の研究方法について学ぶ。災害看護グローバルコーディネーション論被災状況の査定(被災地の状況やサバイバーの医療ケア査定を含む)、他チーム・被災地の行政・住民代表・政府機関などとのコーディネーションを学ぶ。学内交流● 修士課程看護学専攻国際・災害看護学領域の学生と合同ゼミを実施。● 国際交流センターと協同で2016 年度DNGL国際セミナー「災害マネジメントの課題~近年の巨大地震からの教訓~」を開催。国際学会での発表等● 共同災害看護学専攻では、毎年1年次生が災害時の実践課題に研究的に取り組む中で、系統的文献レビューの成果を国際学会(EAFONS)にてポスター発表を行う。● 2016年度DNGL国際セミナー学生ゼミで、構成5 大学のリーダーを務める。災害看護教育プロジェクト主に海外の大学と連携し、災害看護教育の向上を支援するプロジェクト。2016 年3 月からは、フィリピン赤十字社・フィリピン大学と日本赤十字社・日本赤十字学園3 大学(広島・豊田・本学)の協働による災害看護教育開発プロジェクトを実施。災害被災地の支援● 福島第一原発事故でいわき市へ避難した浪江町民の健康支援を2012 年10 月から日本赤十字社と協働して実施。● フィリピンを襲ったハイエン台風(2013 年12 月)に対する日本赤十字社の支援に協力し、調査などを実施。担当教員・研究領域田村由美(教授): 災害マネジメントにおける多職種多機関連携と協働、災害サイクル各局面でのパブリックヘルスに関する研究内木美恵(准教授): 災害と健康、リプロダクティブヘルス・ライツ、途上国と健康? 人間の安全保障を理念として、いかなる災害状況でも「その人らしく健康に生きる」ことを支援することができる能力を有している。? 災害サイクル諸局面において「健康に生きるための政策提案」に取り組むことができる能力を有している。ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与に関する方針)博士課程共同災害看護学専攻に所定の期間在学し、修了要件となる単位数を修得するとともに、博士論文の審査及び最終試験に合格し、以下の要件を満たす者に学位を授与する。学位の名称は、博士(看護学)とし、Disaster Nursing Global Leader を付記する。? グローバルな視点から安全安心社会の実現に向けて、産学官との連携を築き、制度やシステムを変革できる能力を有している。? 学際的な視点、国際的な視点から災害看護学を構築し、災害看護学を研究開発できる能力を有している。? 学生が自分の関心や課題に沿って自律的に学び、グローバルリーダーとしての能力を培うことができるように、「災害看護学演習」および「災害看護学実習」の科目群に「インディペンデントスタディ」を科目として置く。? 構成大学院(「高知県立大学大学院看護学研究科」「兵庫県立大学大学院看護学研究科」「千葉大学大学院看護学研究科」「東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科」「日本赤十字看護大学大学院看護学研究科」)は、学生が各構成大学院から10 単位以上の履修ができるように必要な科目を開講する。? 学修の過程で、その成果を確認するために PreliminaryExamination と Qualifying Examination を実施する。? 構成大学院の専任教員による研究指導体制の下で、災害看護学に関連する理論、高度な実践や研究についての知識を統合し、災害看護学の「博士論文」を作成できるように科目を編成する。