ブックタイトルあきる野物語 空色の旅人

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概要

あきる野物語 空色の旅人

静かですねあきる野の冬景色Winter landscapes木枯らし吹く城山は、とても静かで生き物も植物も眠りに就いたようです。馬頭刈尾根や大岳が綿帽子を被ると、里山も雪化粧を始めます。降り出した雪は夜を静寂に包み、翌朝には秋川渓谷も山々も田畑も、すべてを真っ白に。まっさらな雪の上で子どもたちは、足跡をつけ雪合戦の開始です。雪深い渓谷の情景を楽しむ人は石舟橋を渡り、目的地の秋川渓谷瀬音の湯へ。雪景色を眺め名湯でくつろぐ表情はとても穏やかです。新年の行事24今年も1年元気でありますようにNew Year events檜原街道沿いに出店される新春恒例のだるま市は毎年大にぎわい。大小のだるまから今年の願いを込める一つを選ぶ、その顔は真剣そのものです。また、秋川・平井川流域の河原に浮かびあがる幻想的な火柱は、だるまやしめ縄、書初めなどを持ち寄り燃やすどんど焼き(さいの神)です。集まった大勢の人々は、1年の無病息災を祈ります。あきる野の暮らしの中で伝統の神事は守り続けられています。