ブックタイトルあきる野物語 空色の旅人

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概要

あきる野物語 空色の旅人

秋が一気に深まってきます紅葉の数々An array of autumn leaves心に残る秋の風景The unforgettable autumn landscapes里山を吹き抜ける風が冷たくなってくると山々が色づき始めます。秋川渓谷には紅葉を楽しむたくさんの訪問者。紅葉狩りの子どもたちの手は赤や黄色に染まった葉っぱでいっぱいです。訪れた人々の目も心も奪ってしまうほどの秋の渓谷美。川を流れる落ち葉の風景さえも忘れられない思い出として刻まれていきます。広徳寺のイチョウが黄色に染まる頃は、もう深い秋。移ろいゆくきんせん秋の景色は鮮明ながらどこかはかなげで、じんわりと心の琴線に触れていきます。佳月橋周辺D- 4Around Kagetsukyo Bridge広徳寺D- 4Kotokuji Templeこさつ応安6年(1373年)に創建されたと言われる古刹。文化財も多く、境内には都の天然記念物に指定されているカヤとタラヨウの大木が。そして、秋を彩るのは、2本の大イチョウ。山門を通り抜けると、目の前に黄金に輝く世界が広がります。イチョウで敷き詰められた参道はじゅうたんかやぶきまるで黄色い絨毯のよう。茅葺の屋根に朱色のモミジがたたず重なる総門や本堂の風景も情緒豊かです。山腹に佇む静寂な寺の秋は、美しい和を享受できる特別な空間です。18